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simフリーのWiFiルーターおすすめ3選 寿命や選び方などもセット解説

外出先でもPCやタブレット、スマートフォンで快適にネットに繋ぐために、WiFiルーターを持つ人が増えています。いわゆる「ギガ死」を気にせず動画やオンラインゲームを、場所を気にせず楽しみたいですよね。

  • 自宅がアパートや寮で、共用のWiFiが遅い・使いにくい
  • 自宅に無線を通しておらず、工事するより安く済ませたい
  • アプリゲームの更新を外出先でしてしまい、つい速度制限にひっかかる
  • タブレットやPCを電車内や外出先でもよく触る
  • 海外留学・出張の機会があるので、海外でも安定してネットに繋ぎたい

特に、キャリアの制限がなく、自分でsimを選べるsimフリーのモバイルルーターが人気です。simフリーは基礎知識さえあれば、キャリア指定のものより安くて使いやすいというメリットがあります。

ですが、ルーターは使えるようになるまでの初期投資が「sim契約」と「モバイルルーター本体」の2点あり、安い買い物ではありません。

そのため、

  • WiFiルーターはどんな人に、なぜ必要なのか
  • どうやって選べば良いのか、ルーター選びは何がポイントなのか
  • WiFiルーターを使う上での注意点

と、要点を絞って解説していきます。

モバイルWIFIルーターが必要な理由

モバイルWiFiルーターが必要な理由は大きく分けて、利便性・快適性・安全性の3点あります。

利便性

最大のメリットは、なんといっても「どこでもどの機械でもネットに繋げられる」という利便性です。

たとえば私が大学生だった頃は、通学中の電車や大学構内、サークルの合宿など、フリーWiFiが無いところでもタブレットやPCを持ち込んでいたので、それらをネットに繋ぐためにモバイルルーターは非常に便利でした。

また、買った当時は深く考えていなかったのですが、卒業旅行でアメリカへ行くことになった際、simカードを差し替えて通信に悩まずにいれたという体験もあります。

キャリア指定だとルーターの再レンタルで余計な費用がかかってしまっていたので、おトクに使えるのも嬉しいポイントです。

快適性

WiFiルーターの強みは、「安定した通信速度を使い続けられる」という点にもあります。

どういうことかというと、たとえばレオパレス等のアパートでは専用のネット環境があり、それを月極で使えるようにできたりします。

ただ、そういったネット環境は、1つの回線をアパートにいる住民みんなで使うため、すぐ重くなってしまいます。そのため、ゲームはおろか動画視聴も満足にできず、快適とはほど遠い状況におちいります。

また、最近はショッピングモールなどでもフリーWiFiが通っている所が増えてきています。が、先ほどと同じ理由で、快適な接続とは到底いえません。

なので、「自分用の安定した通信」ができるモバイルルーターを使っていると、そういった場所でも快適に使えます。「見ず知らずの誰かのせいで回線重い・落ちた」なんて怒りのぶつけ先もない体験は、できればしたくないですからね。

安全性

この部分はあまり意識したことがない人も多いかもしれませんし、私も先述の2つと比べて意識してはいませんが、モバイルルーターやスマートフォンのテザリング通信などは比較的セキュリティ的に安全性が高いです。

WiFi=無線LANのネットワーク内では、何かと情報のやりとりをが発生します。悪意ある技術者が侵入すると、個人情報やパスワード、最悪の場合は通販手続きに使うクレジットカードの情報といったものも狙われます。

あなたは「WiFiの接続手段は何があるか」と聞かれると、何を思い浮かべるでしょうか。基本的には、これらの手段のどれかをイメージすると思います。

  • 公共機関や店舗のフリーWiFi
  • 公共機関や店舗の有料WiFi
  • 家庭に設置したWiFiルーター
  • スマートフォンやルーターでのテザリング

公共のフリーWiFiは不特定多数が利用するため、その分だけ不正傍受のリスクが上がります。家庭用ルーターもそれに比べれば安全ですが、「ネットに繋ぐとき以外は電源OFF」と徹底する人はそう多くありません。

なので、使う場所が1ヶ所にとどまらず、かつ使用していないときは充電のため電源を切るモバイルルーターは、比較的安全性が高いです。

とはいえ、そもそもフリーWiFiでもセキュリティレベルが低いかというとそうではないので、100点満点中90点か95点かみたいなイメージを持っていた方が正しいと思います。

ルーターを選ぶ基準

モバイルWiFiルーターは何を比較して選べば良いのかというと、デザインを考えないなら速い・軽い・長持ちの3点を重視すると良いでしょう。

速い

何よりも欠かせないもののひとつが、回線の通信速度です。具体的には、動画をよく見る人は5Mbps(メガバイト・パー・セカンド。1秒間に何メガバイトの通信ができるのかの数字です)程度で充分ですが、アプリゲームを快適に動作させるには最低限30Mbpsは欲しいところです。

このとき注意したいのが、最高速度は何の参考にもならないということです。100メートル走を15秒で走れる人が標高3,776メートルの富士山を550秒程度では登れないように、通信速度も「実際に普段使うとこれくらいの速度」というものの方が大切です。

おすすめしているモバイルルーターは、いずれもゲームを遊ぶときの快適な速度を考慮しているので、実際の速度はあまり気にする必要はありません。

軽い

これは「回線が軽い・重い」という意味ではなく、物理的な「重さ」のことです。モバイルルーターは鞄やポケットに入れて持ち歩く使い方もするので、手のひらから漏れるくらい大きかったりスマートフォンより格段に重かったりすると、持ち運ぶ気が削がれてしまいます。

目安としては、300g以下程度のものなら手軽に扱いやすいです。「自分にとって持ちやすいかどうかをチェックしたい」という場合は、スマートフォンの重さを計って重さを比較してみると、扱うときのイメージがしやすくなります。

長持ち

外出先では、ルーターのバッテリー残量が電子機器を使える時間に直結します。特にオンラインプレイ中にルーターがバッテリー切れになり回線落ちなどとなっては、目も当てられません。

そのため、たとえば「普段、家を出てから帰宅までの時間が長い」、「電子機器の充電を忘れがちなので、うっかり充電を忘れてもなんとかその日は使い続けたい」という場合などでは、大容量のバッテリーを搭載している、またはバッテリーが劣化しても交換ができるタイプのルーターを選ぶ方が、より賢い選択といえるでしょう。

WiFiルーターを持つ・使う上での注意点

まずは、寿命についての注意点です。同じモバイルWiFiルーターを使用し続けていると、やがて回線速度が劣化していきます。なので、もし高い回線速度を維持したい場合、定期的な買い替えが望ましいです。

しかし、故障したならともかく、回線速度の劣化では、日々使い続けていると変化に気付きづらいのも相まって買い換えのタイミングを掴むのが難しく、いつ買い替えるのが良いのかは非常にわかりづらいです。もちろん、実際の買い換えのタイミングは人によって違いますが、参考になる指標のひとつとして寿命があります。

モバイルWiFiルーターの寿命は、「ルーター本体」と「通信規格」の2点から考えることができます。

たとえばスマートフォンでも、「機種そのものが劣化してきた」という寿命と「今使っているものが、世間で使われているものと比べて古くさく、型落ちになってきた」という寿命があります。

モバイルWiFiルーターの場合、一般的に本体は4年程度、通信規格は短くて2年、長くて5年が目安とされています。

故障するかしないかだけで考えるなら10年前後使い続けることもできますが、長く使っていると少しずつ通信速度が下がってしまい、ゲーム中ストレスの原因になり得ます。さらにもし通信規格が新しくなると、「型落ち」の規格ではどうしても新型に比べて速度差が出てしまいます。

読み込み時間・ロード時間が長くなると、「ルーターを点けている時間は長くなったのに、ネットを繋いで色々する時間は短くなる」という不思議な現象が発生するため、時間や電気代という観点からも、モバイルルーターはある程度の年数で買い換え方が結果的におトクになります。

もうひとつは、周波数帯域についてです。結論から書くと、「ポケットやバッグ、ケースに入れて使うのは良いが、自宅では置き場所に注意が必要」ということです。

WiFiルーターには2.4GHzと5GHzの2パターンがあり、モバイルWiFiルーターは2.4GHzのものが多いです。それぞれの特徴として

2.4GHz(モバイルルーターに多い)5GHz(設置型WiFiルーターに多い)
利点ポケットやケース、壁などの物理的な障害物があっても電波がよく通るそもそもの通信速度が速く、家電や他の無線LANなどの電波干渉を受けにくい
欠点電波干渉を受けやすく、5GHzに比べて速度も遅い物理的な障害物で電波が遮られやすく、壁や扉などで電波が届かなりやすい

となります。ざっくりとした解説ですが、「モバイルルーターは鞄越しや壁越しでも使いやすいが、電波干渉を受けやすい」と捉えていただいて問題ありません。

そして自宅で使う場合、電波を発生させる電子レンジやワイヤレスヘッドホン、電波が溶けるウォーターサーバーや熱帯魚水槽などの付近にモバイルルーターを置いてしまうと接続不良の原因になります。私も過去に一度、ポケットにルーターを入れたままオンラインゲーム中に電子レンジで冷凍食品を温めてしまい、強制ログアウトになった経験があります。