インターネット社会において、ゲームの攻略や上達のために用いるツールは、攻略本から攻略サイト、動画、SNSにシフトしていきました。
RPGならボスデータや行動表、キャラクター育成のためにページをよく開きますし、アクションゲームやFPS、TPSなどは上達法や神プレイの動画を流しながらその動きをなぞって練習したりと、日々攻略ページを開くことは増えています。
デスクトップはもちろん、ノートPCをメインに使う人にもおすすめできる理由やメリット、配置方法などを解説していきます。
こんなとき、ゲーム画面と攻略ページを同時にかつ快適に表示させるために、デュアルディスプレイが非常に便利。
デュアルディスプレイを使う理由・メリット
デュアルディスプレイにする理由は、主に以下の通り。
- 大画面で高解像度のモニターで見やすくなる
- ゲーム情報を確認しながらプレイできる
- チャットを開きながらプレイできる
- 複数のゲームを同時にプレイできる
基本的にノートPCの場合、大きくても15型程度の大きさなものがほとんど。そこに大画面で解像度が良い、つまり大きくて見やすいモニターを導入することは、様々な利便性に繋がります。
ゲーム画面はもちろん、動画を見たり他のアプリケーションを使うときも、見やすさ、操作しやすさに直径します。画面が大きいと音量が同じなのにより迫力があるように感じられます。
攻略情報や攻略動画を参考にしているなら、それを表示しながらすぐ隣の画面でプレイできることの快適さは想像しやすいはず。特に動画だと、参考のプレイを真似るのにいちいち画面を切り替える必要がなくなりストレスフリーです。
友達とのマルチプレイでチャットを使う場合も、デュアルディスプレイなら同時の表示ができるので、プレイに忙しい状況でもすぐに確認できるのは嬉しいポイントです。
チャットに限らず、たとえば画面共有を使うことで、マルチプレイにて相手のゲーム画面を確認しながらプレイといった芸当も。画面を直接確認しつつのプレイは、ボイチャでの状況確認より比較的スムーズです。
また、昨今は「オート放置で周回数を重ねるゲーム」もとても増えてきました。そんなとき、2つの画面で「ながらプレイ」をすると効率的に素材集めやレベリングが捗ります。
実は私もこのメリット、結構大きいと感じています。たとえばいくつもゲームを掛け持ちなどしていると、どうしても出てくる「作業」の部分をいかに効率良くこなすかを考えてしまうので、並行して進めやすくなるのは大切です。
デュアルディスプレイが必要な人、必要ない人
もちろん、画面が1つでもゲームはできますし、現状実際にデュアルディスプレイにしている人は少数派なのかもしれません。
なのですが、一度画面を増やしてみると、「1つの画面でアレコレこなしていた頃」に戻りたくなくなってしまうほど快適なのがデュアルディスプレイ。
じゃあどんな人に向いていて、どんな人には現状必要ないのかというと、こんな具合です。
あった方が良い | なくても平気 |
攻略情報をよく見る | 攻略情報をほとんど見ない |
ゲーム画面に表示される情報が多いゲームをしている | ゲーム画面の情報はシンプルなゲームがほとんど |
隣や斜め後ろにもうひとつモニターを置くスペースがある | 物理的にモニターを置くスペースが確保できない |
色々なゲームを遊んでいる | 今遊んでいるゲームの種類は少ない |
デュアルディスプレイの選び方
選び方は以下の基準で考えています。
サイズ
デュアルディスプレイに限らず、パソコンやテレビなどのモニターを選ぶときにまず気にするのがサイズだと思います。
デュアルディスプレイのモニターサイズは、大きく分けて
- ゲーム画面や動画視聴向けの30インチ前後
- 標準サイズの24インチ前後
- 持ち運びなど、離れて使える15インチ程度
といった3タイプに分かれています。
置き場所やつなぎ方によって導入できるタイプが限られることはありますが、サイズと値段は比例しないという注意点は意識しておきましょう。
「本当は大きい画面を使いたいけれど、予算の関係で小さいものに」というのは、もしかしたら全くといっていいほど安くなっていない可能性があります。
なので、「ここにこのサイズを置くのが理想!」と事前に決めたなら、それに合うディスプレイを探した方が満足な結果を得やすいです。
画質
画質、つまり「どう見えるか」には、大きく液晶パネルの駆動種類と解像度の2つに分けられます。
液晶パネルの駆動種類にはTN・VA・IPSの3種類がありますが、どれが最もゲーム向きなのかというと断然TNタイプです。
TNタイプは「視野角が狭い(=たくさんの人が同時に見るテレビ等には不向き)が映像の反応が速い」という特徴があるので、主に1画面を個々人で使うパソコンやスマートフォンなどで使われています。
IPSタイプはその真逆で視野角が広く、絵描きやVRアバターのデザイン等に向いています。VAは反応速度がTNより遅いですが映像は綺麗なので、動画を見る用途などにはうってつけです。
インターフェースや重さ
これらはゲーマー用に抑えたいポイントがシンプルなので、まとめてしまいます。インターフェースとは一言でいえば「コネクター」のことです。HDMI端子が最もポピュラーなので、これの接続部があるものが間違いないです。
重さは直置きか、スタンドまたはアームを用いるかによって気にすべき度合いが変わります。後者、特にアームを使う場合、ディスプレイの重さによる負荷に耐え切れず、アームが勝手に下がってしまう可能性があるからです。
アームには「耐荷重(どれぐらいのディスプレイの重さなら保持できるのか)」が必ず設定されていますが、実はこの耐荷重、ディスプレイの厚みによっては重心がズレるので、ディスプレイの重さ以上に負荷がかかることがあります。
どのぐらい変わるのかはモノによりますが、ズレによっては耐荷重の80%ほどしか発揮できないこともあります。たとえば荷重範囲の最大が10kgなら、8kg程度ということですね。
これを知らずに、もし「買おうと思っているディスプレイは大きめの7.5kgモノだけど、最大10kgだし大丈夫だな」と思って買ってしまうと、厚み次第では「耐えられるはずの重さに耐えていない現象」が起きてしまいかねません。
これから挙げるおすすめ品は、「アームを用いる場合の、重心ズレを想定した数値」も載せているので、参考にしてみてください。
マルチディスプレイおすすめ3選
なんといっても、165Hzという圧倒的遅延の少なさが魅力。
色の鮮明さ、輝度も高品質なので、ゲームの臨場感、カクつきの無さを大事にしている人にうってつけです。
自立型のディスプレイですが、台座のウェイトがしっかりしているので地震の際に倒れる心配はあまりありません。
G・Hゲーミングモニター 23.8インチ GH-ELCG238A-BK
徹底的にコスパを求めるならコレ。パネルはADSタイプですが、これはIPSと同じものと捉えていただいて問題ありません。
画面の角度が調節しやすいので、デスク、床、モニター台などどこに置いてどこでプレイしようとしてもまっすぐ画面が見れるようにいじれるのも扱いやすいポイント。
ただ、スピーカーが内蔵されていないので外部スピーカーを別途用意する必要がある点と、PCの電源を切っても省電力モードに切り替わり電源LEDが点滅するので、これと寝室が同じな場合は注意が必要です。
KYY ポータブルモニター 15.6インチ B088TLQR3K
固定のゲームスペースを持たない人や、据え置きのディスプレイだと置き場所に困るという人向けのポータブルタイプです。
SwitchやPS系といったゲーム機のモニターや、出張や移動が多く家で画面に向かう時間があまり取れない場合に使いやすいサイズと軽さを誇ります。
IPSタイプなので反応速度は一歩他のものに譲りますが、モバイルwifiを使っての通信ならどのみち速度には限界があるので、よく遊ぶゲームジャンルが一瞬のラグが勝負を分ける! というものでないなら十分快適に使えます。